March 4, 2020 / 12:45 AM / 3 months ago

投資家がユーロに強気、米FRBの緊急利下げが追い風

[3日 ロイター] - オプション市場の指標によると、投資家はユーロに対して2016年11月以降で最も強気になっており、米連邦準備理事会(FRB)による3日の緊急利下げを受けて、ユーロが対ドルでさらに上昇すると見込む向きも一部である。

オプション市場の指標によると、投資家はユーロに対して2016年11月以降で最も強気になっており、米連邦準備理事会(FRB)による3日の緊急利下げを受けて、ユーロが対ドルでさらに上昇すると見込む向きも一部である。写真は1月6日、ボスニア・ヘルツェゴヴィナのサラエボで撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

FRBは、定例の連邦公開市場委員会(FOMC)の2週間前に利下げに踏み切ったことで、新型コロナウイルス感染拡大による悪影響から経済を守る姿勢を鮮明にした。これを受け、追加利下げへの期待がドルを圧迫している。

ドル以外の主要通貨には買いが先行しており、中銀に大幅利下げ余地がほぼないユーロなどの通貨は特に買いを集めている。

市場は欧州中央銀行(ECB)が来週、90%の確率で利下げを行うと織り込んでいるが、ECB自体は拙速な追加緩和策に消極的なままだ。

ユーロ相場EUR=EBSEUR1MRR=FN は過去8日で4%近く上昇。通貨オプション市場のユーロ・ドル1カ月物リスクリバーサルは、ユーロのプット(売る権利)に対するコール(買う権利)のインプライド・ボラティリティのプレミアム(上乗せ)が0.8%と、2016年11月の米大統領以来の高水準となった。

プレミアムは前週末の0.4%から拡大。前々週はマイナスだったものが急転している。

ナショナルオーストラリア銀行(NAB)のストラテジスト、ガビン・フレンド氏は「FRBの決定への外為市場の反応は、利回り格差を忠実に踏まえたものだ」と指摘。

米独10年債の利回り差が2017年以来の水準に縮小するなど、米国債の他の国債に対する上乗せ金利は縮小している。

フレンド氏は「この動きはさらに進む可能性がある。勢いは止められない」と述べた。

ただ、ユーロは中期的に低成長や期待インフレ値の低下など困難な問題に直面している。ECBはまた、ユーロ高を歓迎しないだろう。

それでもなお、FRBによる追加利下げが織り込まれるなか、ユーロ高は当面続くとの見通しをオプション市場は示しているようだ。

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