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ユーロダラー先物、2023年9月の米利上げを織り込む

[ニューヨーク/ロンドン 11日 ロイター] - 向こう数年間の米短期金利の見通しを映すユーロダラー先物市場が11日、2023年9月までの利上げを織り込む水準となり、利上げ開始時期の予想が半年早まった。

2023年9月物ユーロダラー先物が示すインプライド・イールドは0.50%と、米連邦準備理事会(FRB)がそれまでに金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げるとの市場の予想を示唆する水準となった。米大統領選の前の週の時点では、インプライド・イールドは0.45%だった。

ユーロダラー先物は過去にFRBの政策転換を言い当てたこともあるが、FRBは米経済が雇用やインフレ面の高いハードルをクリアするまで利上げは検討さえしないとの立場を明確にしている。

だが、米ファイザーの新型コロナウイルス感染症ワクチン開発進展に関するニュースを受け、米国がリセッション(景気後退)から抜け出し、インフレが加速するとの楽観的な見方が強まった。

ユーロダラー先物は8月下旬以降、2024年半ばの米利上げを織り込む水準を何度か付けている。フェデラル・ファンド(FF)金利先物などは、より遅い時期の政策転換を示唆している。

アクシのチーフストラテジスト、スティーブン・イネス氏は「万一の話だが、仮にワクチンと刺激策で過去にないほどのリフレ効果が生じれば、FRBは予想より早期に利上げせざるを得ないだろう」と述べた。

FRBは9月、労働市場が最大雇用に到達し、インフレ率が2%に上昇して当面それをやや上回る水準にとどまるまで金利をゼロ付近に維持すると表明している。

米経済は、これら3基準の全てどころか1つを満たすにも数年かかる可能性がある。

ゴールドマン・サックスは最近のリポートで、FRBの利上げは2025年以降になるとの見方を示した。

TD証券のシニアストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ氏はユーロダラー先物市場が織り込む金利動向について「FRBはインフレ面でオーバーシュートし、景気回復が十分に進展しても低金利を維持することを望む見込みであり、(利上げ予想は)やや時期尚早だ」と述べた。

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