March 10, 2020 / 1:39 AM / in 19 days

原油先物7%超上昇、景気対策に期待 前日は1991年以来の大幅安

 アジア時間の原油先物は4%上昇。前日は1991年の湾岸戦争以降で最大の下落率を記録したが、下げが一服した。写真はシドニーのガソリンスタンドで2月撮影(2020年 ロイター/Tim Wimborne)

[シンガポール 10日 ロイター] - アジア時間の原油先物は7%超上昇。前日はサウジアラビアとロシアによる価格競争の勃発を受けて1991年の湾岸戦争以降で最大の下落率を記録したが、投資家の間では景気刺激策への期待が高まっている。

トランプ米大統領は9日、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、ホワイトハウスが景気を下支えするため、給与税の引き下げなどの措置を議会民主党と10日に協議すると表明した。

原油価格の急落を受け、米シェールオイル生産企業が設備投資の抑制を加速させており、将来の生産削減につながる可能性もある。

北海ブレント先物は0418GMT(日本時間午後1時18分)時点で2.51ドル(7.3%)高の1バレル=36.87ドル。米WTI先物は2.15ドル(6.9%)高の33.28ドル。

ブレント、WTIともに前日は2016年2月以来の安値を付け、1991年1月17日以来の大幅な下落率を記録した。

OANDAのシニア・マーケットアナリスト、ジェフリー・ハレー氏は「市場が混乱している時には、政府が冷静に状況をコントロールしているように見えることが、信頼感を回復する上で何よりも重要だ。そのコントロールがどれほど頼りないものであるにしてもだ」と指摘した。

やはりOANDAのシニア・マーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は「きょうの原油価格の上昇は短期的なものに終わる可能性が高い。供給サイド、需要サイドともにけん引役が当面は弱気の状態にとどまる」と話した。

プロビス・グループのジョナサン・バラット最高投資責任者(CIO)は「業界のレバレッジを考慮した場合、約30ドルの価格では採算が取れない」と指摘。「サウジや他の中東産油国は予算が制約されている。ロシアもキャッシュが不足している。損益分岐点は1バレル=50ドル前後のはずで、彼らはある時点で合意するだろう」との見方を示した。

サウジとロシアが増産の構えを示すなか、国際エネルギー機関(IEA)は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた世界的な経済活動の停滞で、今年の世界原油需要は2009年以来初めて減少に転じるとの見方を示した。

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