[ニューヨーク 22日 ロイター] - 22日の取引で原油先物が約3%下落。米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げが米景気後退を招くおそれがあるという懸念が圧迫要因となった。
パウエルFRB議長は、FRBが40年ぶりの高水準で推移するインフレを引き下げることに「強くコミット」していると表明。インフレ阻止のために景気後退を誘発しようとしているのではなく、景気後退リスクがあっても物価抑制に全力を傾けているとした。
また、バイデン米大統領がガソリン価格の高騰を踏まえ、9月末までガソリン税を停止するよう議会に要請すると表明したことも材料視された。
清算値は北海ブレント先物が2.91ドル(2.5%)安の1バレル=111.74ドル、米WTI先物が3.33ドル(3%)安の106.19ドル。
北海ブレントは一時、5月19日以来の安値となる107.03ドルを付け、WTIも5月11日以来の安値となる101.53ドルに沈んだ。
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