[シンガポール 26日 ロイター] - アジア時間の取引で原油先物価格は上昇。ベネズエラと中東からの原油供給を巡る懸念に加え、需要の増加が要因。
0105GMT(日本時間午前10時05分)時点で、北海ブレント原油先物LCOc1は前日比0.6%高の1バレル=74.44ドル。
米WTI先物CLc1は前日比0.5%高の68.36ドル。
石油輸出国機構(OPEC)に加盟する南米ベネズエラの原油生産は、政治や経済の混乱により、日量約250万バレルから現在は約150万バレルに落ち込んでいる。
中東では、米国が対イラン制裁を5月に再開する場合に原油供給に支障が出る可能性が懸念されている。
一方、米国では需給引き締まりとは逆の状況が示されている。
米エネルギー情報局(EIA)が公表した週間統計(20日まで)によると、米原油在庫は前週比約220万バレル増の4億2974万バレルと、5年平均を約1000万バレル上回る水準だった。
また、米原油生産は前週比日量4万6000バレル増の1059万バレルとなった。