[シンガポール 28日 ロイター] - アジア時間の原油相場は下落。北海ブレント原油先物は1バレル=70ドルを下回り、米原油先物も65ドルを割り込んでいる。米原油在庫が予想外に増加したことが背景。
0201GMT(日本時間午前11時01分)時点で、米WTI原油先物CLc1は0.39ドル(0.6%)安の1バレル=64.86ドル。
北海ブレント先物LCOc1は0.36ドル(0.5%)安の69.75ドル。
米石油協会(API)が27日公表した週間(23日までの1週間)の国内原油在庫は530万バレル増の4億3060万バレルとなった。
市場筋によると、同統計発表後に原油相場は下落した。
サウジアラビアのムハンマド皇太子がロイターのインタビューに応じ、石油輸出国機構(OPEC)はロシアなどOPEC非加盟の産油国と産油量調整で長期の協定を結ぶことを目指していると明らかにするなど好材料もあったが、これには反応薄となっている。
取引3日目を迎えた上海市場の人民元建て原油先物は、活発な商いが続いているが、値動きも荒い。
0201GMT時点で9月限ISCc1は4.4%安の1バレル=407.5元(64.93ドル)。