[ニューヨーク 30日 ロイター] - 30日の取引で、原油先物相場が3%超下落。米週間石油在庫が予想外に増加したほか、サウジアラビアが減産に踏み切る考えがないことを示唆したことを受け、北海ブレント先物は11年ぶり安値に迫った。
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計で、原油在庫は260万バレル増と、市場予想の250万バレル減に反し増加した。
原油先物・指標原油の受け渡し地点、オクラホマ州クッシングの原油在庫も増加し、過去最高に達した。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、サウジアラビア石油相は、原油生産を制限する意向はないと語った。
1754GMT(日本時間31日午前2時54分)までに北海ブレンド先物LCOc1は1.25ドル安の36.54ドルと、前週つけた2004年以来の安値に迫った。
米国産標準油種WTICLc1も1.40ドル安の36.47ドル。
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