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原油先物は横ばい、新型コロナ感染拡大や中国の洪水など材料視

[シンガポール 26日 ロイター] - アジア時間の原油先物は横ばい。新型コロナウイルスの変異株流行や中国の洪水で燃料需要が落ち込むとの懸念が出ている一方、年内は供給がタイトになるとの見方が浮上している。

 アジア時間26日の原油先物は横ばい。新型コロナウイルスの変異株流行や中国の洪水で燃料需要が落ち込むとの懸念が出ている一方、年内は供給がタイトになるとの見方が浮上している。カナダ・アルバータ州のパイプライン。2012年7月撮影(2021年 ロイター/Todd Korol)

0153GMT(日本時間午前10時53分)現在、北海ブレント先物9月限は0.03ドル安の1バレル=74.07ドル。米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は0.08ドル安の71.99ドル。

北海ブレントとWTIは19日に7%急落したが、先週1週間では2-3週間ぶりの上昇となった。原油在庫の減少やワクチン接種の進展で燃料需要が高止まりするとの見方が広がった。

OCBC銀行(シンガポール)のエコノミスト、ハウイー・リー氏は「19日は過剰反応だった。他のテクニカル面の調整もすべてそうだが、これまでのところ、原油価格の下落は長続きしないことが多い」と指摘。

「北海ブレントが70ドルを割り込むと、安値拾いの買いが膨らんだ。エネルギーの実需は力強いようだ」と述べた。

ただ、週末も新型コロナの感染拡大は続き、一部の国では新規感染者が記録的な水準に達し、ロックダウン(都市封鎖)が延長された。原油需要の鈍化につながる可能性がある。

世界最大の原油輸入国である中国でも、新型コロナの感染が拡大。中部・東部地域は、深刻な洪水や台風に見舞われている。また、輸入枠の制限や原油高の影響で、今年の中国の石油輸入は20年ぶりの低い伸びとなる可能性がある。

一方で、供給がタイトになるとの見方が支援要因となっている。

世界の石油市場は、石油輸出国機構(OPEC)プラスの協調減産縮小でも、供給不足が続く見通し。

イラン核合意を巡る交渉が8月にずれ込んだため、イラン産原油の供給が早期に再開する可能性も低下している。また、米当局者によると、米国は中国によるイラン産原油輸入の取り締まりを検討しているもようだ。

米石油サービス会社のベーカー・ヒューズによると、23日までの週に米国内で稼働している7基増の387基と、2020年4月以来の高水準となった。ただ、掘削業者は支出抑制に努めているため伸びは鈍い。

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