[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国時間の原油先物は下落。週間では9カ月超ぶりの大幅な下げとなった。新型コロナウイルスの感染再拡大を背景に世界的な燃料需要が後退するとの懸念が重しとなった。
原油先物は7日続落。デルタ変異株の感染拡大を受け、世界各国では制限措置が強化されている。
アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「このような不確実な環境下で原油価格の支援材料を見つけるのは難しい」と述べた。
清算値は、北海ブレント原油先物が1.27ドル(1.9%)安の1バレル=65.18ドルと4月以来の安値。週間では約8%下落した。米WTI原油先物9月限は1.37ドル(2.2%)安の62.32ドル。週間の下落率は9%を超えた。
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