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原油下落、中国の戦略備蓄放出や米航空会社の業績予想下方修正で

 アジア時間の原油先物は下落。週間ベースで2%近く値下がりする見通しだ。米テキサス州で2019年11月撮影(2021年 ロイター/Angus Mordant)

[メルボルン 10日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。週間ベースで2%近く値下がりする見通しだ。中国が戦略石油備蓄の放出計画を発表したことや、ジェット燃料需要の回復で鍵を握る一部の米航空会社が航空券販売が減速する恐れがあると警告したことが背景。

0133GMT(日本時間午前10時33分)現在、米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は0.08ドル(0.1%)安の1バレル=68.06ドル。前日は1.7%下落した。

北海ブレント先物は0.12ドル(0.2%)安の71.33ドル。前日は1.6%値下がりした。

9日の清算値はともに8月26日以来の安値となった。

中国の国家食料物資備蓄局は9日、国内製油所のコスト高騰圧力を緩和するため、公示価格で原油備蓄を市場に放出すると発表した。

大型ハリケーン「アイダ」襲来に伴って米メキシコ湾の原油生産が止まってから2週間が経過し、取引契約キャンセルなどの形で世界中に影響が広がっている。アナリストは、これが中国の原油備蓄放出の背景にあると指摘している。

米メキシコ湾で最大の生産を行っているロイヤル・ダッチ・シェルは9日、アイダによる被害を理由にアジア向け出荷について「不可抗力宣言」を発出。同社もまだ生産量は通常の2割にとどまっている。

内務省安全環境執行局(BSEE)のデータでは、アイダの影響で原油は9日時点で日量約139万バレル分の操業が行われていない。

一方、アメリカン航空、ユナイテッド航空ホールディングス、デルタ航空、サウスウエスト航空、ジェットブルー航空は、新型コロナウイルスの感染拡大で航空券販売が減速しているとし、売上高予想を下方修正した。

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