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原油先物は続落、米の備蓄放出や中国の需要に懸念

 14日の原油先物は続落。米国政府が近いうちに備蓄放出に乗り出すのではないかという警戒感のほか、中国の新型コロナウイルス感染拡大抑制策が燃料需要を圧迫するとの懸念が強まっている。写真は米テキサス州で2019年11月撮影(2022年 ロイター/Angus Mordant)

[シンガポール 14日 ロイター] - 14日の原油先物は続落。米国政府が近いうちに備蓄放出に乗り出すのではないかという警戒感のほか、中国の新型コロナウイルス感染拡大抑制策が燃料需要を圧迫するとの懸念が強まっている。

0150GMT(日本時間午前10時50分)時点で、北海ブレント先物は0.30ドル(0.4%)安の1バレル=84.17ドル。米WTI先物は0.45ドル(0.6%)安の81.67ドル。

世界2位の石油消費国である中国では、一部国際線の運航が停止されたほか、天津では感染抑制策が強化され、大連でもオミクロン変異株が確認された。

また、北京をはじめとする多くの都市は、春節(旧正月)休暇中に外出を控えるよう呼び掛けており、移動のピークシーズンに輸送用燃料需要が減少する可能性がある。

フィリップ・フューチャーズ(シンガポール)のコモディティー担当マネジャー、アブター・サンドゥ氏は「市場はやや上値が重くなっている」と述べ、中国の新型コロナを巡る状況や米国の戦略石油備蓄(SPR)売却に関する報道が懸念材料だとした。

米エネルギー省は13日、戦略的原油備蓄の1800万バレルをエクソン・モービルなど6社に売却したと発表した。

とはいえ、リビアやカザフスタンの供給懸念や、米原油在庫が2018年の低水準にまで減少したことが支えとなり、ブレントとWTIは4週連続で上昇する見通しだ。また、一部投資家は、オミクロン株が世界経済や石油需要に与える影響は短命に終わると楽観視している。

複数の銀行は、需要が供給を上回ることが予想されるとして、年内に原油価格が100ドルに達すると予測している。

OANDAのアナリスト、エドワード・モヤ氏はノートで「短期的な見通しにはまだ多くのリスクがあるが、それが短命に終わるという楽観的な見方が強い」と指摘。しかし、原油価格が80ドルを超えていることからホワイトハウスに対する政治的圧力が高まっており、「バイデン大統領はSPRの再放出に訴えるかもしれない」と述べた。

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