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原油先物は反発、中国の需要回復を楽観視

原油先物は反発。前営業日は2ドル超下げていたが、中国の経済活動再開と石油需要の回復に伴う楽観的な見方が世界的な景気後退(リセッション)懸念を上回っている。写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2022年 ロイター/Drone Base)

[シンガポール 19日 ロイター] - 原油先物は反発。前営業日は2ドル超下げていたが、中国の経済活動再開と石油需要の回復に伴う楽観的な見方が世界的な景気後退(リセッション)懸念を上回っている。

0103GMT(日本時間午前10時03分)時点で、北海ブレント先物は0.72ドル(0.9%)高の1バレル=79.76ドル、米WTI先物は0.60ドル(0.8%)高の74.89ドル。

世界一の原油輸入国で世界2位の石油消費国である中国では、今月に入ってゼロコロナ政策が緩和された後、感染者が急増している。

CMCマーケッツのアナリスト、ティナ・テン氏は、感染者急増にもかかわらず、経済活動再開の楽観論と緩和的な政策が石油需要の見通しを向上させていると指摘した。

中国のディーゼルおよびガソリンの輸出は、製油所が今年の輸出枠を使い切り、増加した在庫を売り切ろうとしたため11月も急増し、1年以上ぶりの高水準となった。

米エネルギー省が16日、戦略石油備蓄(SPR)の補充を開始すると発表したことも原油上昇の見通しを支えている。

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