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原油先物一時5ドル超安、クレディ・スイス巡る不安の高まりで

米国時間の原油先物は一時1バレル=5ドル超下落し、1年超ぶりの安値を付けた。スイスの金融大手クレディ・スイスに対する不安が世界市場を脅かし、中国の石油需要回復への期待を打ち消した。(2023年 ロイター/Nick Oxford/)

[ヒューストン 15日 ロイター] - 米国時間の原油先物は一時1バレル=5ドル超下落し、1年超ぶりの安値を付けた。スイスの金融大手クレディ・スイスに対する不安が世界市場を脅かし、中国の石油需要回復への期待を打ち消した。

クレディ・スイスの筆頭株主が追加出資できないと表明したことで、クレディ・スイスの株価が急落。他の欧州株も値下がりした。

みずほのエネルギー先物ディレクター、ロバート・ヨーガー氏は「リスク資産の種類に関係なく、現時点では投資家が様々な商品から撤退している」と指摘。「誰も大きなポジションを持って家に帰ろうとは思わない。本当に隠れる場所がない」と述べた。

両先物とも3日連続で下落し、2021年12月以来の安値を記録。

清算値は北海ブレント先物が3.76ドル(4.9%)安の1バレル=73.69ドル、米WTI先物が3.72ドル(5.2%)安の67.61ドル。

両先物のボラティリティーは1年超ぶりの高水準。両先物とも売られ過ぎの水準となっている。

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