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原油価格は上昇、銀行巡る懸念緩和で

アジア時間の原油先物は上昇。銀行セクターの混乱を巡る懸念が緩和した。写真は2019年1月、南米のパタゴニア地方で撮影(2023年 ロイター/Agustin Marcarian)

[シンガポール 27日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。銀行セクターの混乱を巡る懸念が緩和した。ロシアのプーチン大統領が週末にベラルーシへの戦術核配備計画を発表し、欧州で地政学的緊張が高まったことも相場を支えている。

0040GMT(日本時間午前9時40分)時点で、北海ブレント先物は0.33ドル(0.4%)高の1バレル=75.32ドル。米WTI原油先物は0.39ドル(0.6%)高の69.65ドル。

銀行セクターの動揺が落ち着いたことから先週、北海ブレントは2.8%、WTIは3.8%、それぞれ上昇した。

IGのアナリスト、トニー・シカモア氏は「週明けの取引ではリスク資産の反発が見られているが、これは週末に銀行を巡る新たな悪材料がなかったためで、ポジティブな新しい材料に反応しているわけではない」と指摘。

原油価格の上昇は安心買いや、先週の上昇前の2週間に16%下落したことを受けた調整によるものとの見方を示した。

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