[シンガポール 21日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。中国で経済成長が約30年ぶりの低い伸びとなるとの見方が価格を押し下げた。
ただ、アナリストらは今年の原油価格について、石油輸出国機構(OPEC)加盟国や、ロシアなど一部の非加盟産油国が主導する減産により比較的しっかりと下支えされると予想している。
0022GMT(日本時間午前9時22分)時点で、北海ブレント先物は40セント(0.6%)安の1バレル=62.30ドル。
米WTI原油先物は37セント(0.7%)安の53.43ドル。
米JPモルガンは、引き続き経済的な不透明感を示す兆候があると指摘する一方で「OPECなどの協調減産、イラン産原油取引の禁止免除の失効、米国の原油生産鈍化により北海ブレントは60ドル超の水準を維持できる」との見方を示した。