[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国時間の原油先物価格は、米中通商協議を巡る懸念が石油輸出国機構(OPEC)など産油国による協調減産への期待に影を落とし、2カ月ぶり高値から下落した。
清算値は北海ブレント先物が0.58ドル安の1バレル=63.39ドル。一時は64.27ドルを付けた。米WTI先物は0.81ドル安の57.77ドル。一時は58.74ドルまで上昇した。
週間ではともにほぼ変わらずだった。
アゲイン・キャピタル・マネジメントのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「米中の状況はあまり前向きには見えず、今週の上昇の勢いが幾分削がれた」と述べた。
トランプ大統領は米中合意が「非常に近い可能性がある」と表明。ただ、最終的な取りまとめを望むかどうかはまだ判断していないと述べた。中国の習近平国家主席も通商合意の取りまとめに意欲を示した。