[東京 10日 ロイター] - アジア時間の取引で原油先物は続伸。週間統計で米原油在庫が増加予想に反して大幅に減少したことで、世界的に燃料需要が増えるとの期待感がさらに強まった。
0110GMT(日本時間午前10時10分)までに、北海ブレント先物は0.11ドル(0.2%)高の1バレル=61.20ドル。前日には1%近く上昇し、13カ月ぶり高値を付けていた。
米WTI先物は0.02ドル高の58.28ドル。
米石油協会(API)が9日公表した週間統計によると、5日時点の国内原油在庫は、前週比350万バレル減少。ロイターがまとめたアナリスト予想は98万5000バレル増だった。
米エネルギー情報局(EIA)は10日1530GMTに週間石油在庫統計を公表予定。
INGエコノミクスはノートで「EIAの数字もAPIと同様ならば、引き続き原油相場の支援材料となる可能性が高い」と指摘した。
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