[22日 ロイター] - アジア時間の原油先物は横ばい。この日発表となる米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目が集まっている。最近発表の経済指標では利上げ継続の可能性が示唆されており、景気減速で世界の燃料需要が抑制されるリスクがある。
0242GMT(日本時間午前11時42分)現在、北海ブレント先物4月限は0.02ドル高の1バレル=83.07ドル。前日は1.2%下げた。
米WTI先物4月限は0.01ドル安の76.35ドル。WTI先物3月限は前日、0.18ドル安で取引を終えた。
全米リアルター協会(NAR)が21日に発表した1月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比0.7%減の400万戸と2010年10月以来12年超ぶりの低水準となった。減少ペースは緩やかとなったが、12カ月連続の減少となり、1999年以来の長期間の減少が続いている。
ANZ銀行のシニア・コモディティー・ストラテジスト、ダニエル・ハインズ氏は「原油価格は圧力に見舞われている。弱い経済指標で先進国の需要に対する懸念が浮上した。追加利上げで石油需要が抑制される可能性がある」と述べた。
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