[北京 24日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続伸。米原油在庫は増加したが、ロシアの減産が懸念されている。
0215GMT(日本時間午前11時15分)現在、北海ブレント先物は0.61ドル(0.7%)高の1バレル=82.82ドル。米WTI先物は0.63ドル(0.8%)高の76.02ドル。
ロシアは西部の港からの3月の原油輸出を前月比で最大25%削減する。ロシア石油市場の関係者3人が述べた。削減量はロシアが3月に発表した日量50万バレルの減産を上回る。
これを受けて、前日の原油先物は約2%上昇した。
原油先物は週間では小幅安。前週は約4%下落していた。金利上昇でドル高が進行するとの懸念や米原油在庫が9週連続で増加したことが背景。
OANDAのアナリスト、エドワード・モヤ氏は「次のインフレ統計に注目だ。米連邦準備理事会(FRB)のさらなる追加利上げに市場が一段と神経質になるかだ」と述べた。
米原油在庫は2021年5月以来の高水準。製油所のメンテナンス期間で原油処理量が減少した。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間原油在庫は、前週比760万バレル増の4億7900万バレル。
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