[26日 ロイター] - アジア時間26日の原油先物はほぼ横ばいで推移。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の6月会合を巡り相反する発言が出ており、投資家は様子見姿勢を強めた。
0022GMT(日本時間午前9時22分)時点で北海ブレント先物は0.04ドル安の1バレル=76.22ドル。米WTI先物は0.09ドル高の71.92ドル。
前日はロシアのノバク副首相が6月4日の会合で新たな措置は発表されないと述べたことを受け、原油指標が2ドル余り下げた。
ロシアのプーチン大統領は24日、エネルギー価格が「経済的に正当な」水準に近づいていると述べ、OPECプラスが生産方針を当面維持する可能性を示唆した。
一方、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は23日、空売り筋に「気をつけるよう」警告しており、ノバク、プーチン両氏の発言との相違が際立った。同相の発言はOPECプラスの追加減産検討を示唆していると一部で受け止められた。
市場ではまた、米国の債務上限を巡る協議の行方が引き続き注目されている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」