[ニューヨーカー 13日 ロイター] - 米国時間の原油先物は不安定な地合いの中、2%超値下がりした。米シリコンバレー銀行の破綻で株式市場が動揺し、新たな金融危機の懸念が高まった。一方、中国需要の回復が支えとなった。
清算値は、北海ブレント先物が2.01ドル(2.4%)安の80.77ドル。一時78.34ドルと1月上旬以来の安値を付けた。
米WTI先物は1.88ドル(2.5%)安の74.80ドル。序盤に72.30ドルまで売られ、12月以来の安値となった。
プライス・フューチャーズ・グループのアナリスト、フィル・フリン氏は「FRBによる積極的な利上げが難しくなる可能性が高く、それがドル安につながる可能性を考慮すると、きょうの原油の大幅安はある意味驚きだ」と述べた。
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