July 9, 2019 / 1:59 AM / 2 months ago

原油価格は下落、貿易摩擦で需要見通し巡る懸念

[東京 9日 ロイター] - アジア時間の原油価格は下落。中東情勢の緊張が相場をある程度支えているものの、貿易摩擦が世界経済を圧迫している兆候が改めて示され、需要見通しを巡る懸念が重しとなっている。

 7月9日、アジア時間の原油価格は下落。中東情勢の緊張が相場をある程度支えているものの、貿易摩擦が世界経済を圧迫している兆候が改めて示され、需要見通しを巡る懸念が重しとなっている。写真は安徽省のガソリンスタンドで2012年9月に撮影。提供写真(2019年 ロイター)

0022GMT(日本時間午前9時22分)現在、北海ブレント先物LCOc1は0.21ドル(0.3%)安の1バレル=63.90ドル。8日は0.12ドル安だった。

米WTI原油先物CLc1は0.20ドル(0.4%)安の57.46ドル。8日は0.15ドル安だった。

米中貿易戦争の長期化で世界経済見通しが悪化する中、需要を巡る懸念が原油相場を圧迫している。

内閣府が8日に発表した5月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は前月比7.8%減となった。

また厚生労働省が9日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、5月の実質賃金は1.0%のマイナスと、前年同月を5カ月連続で下回った。

OANDAの上級市場アナリスト、アルフォンソ・エスパーザ氏は「長期化している貿易戦争は解決に近づいていないようだ。世界経済見通しに影響を及ぼすことから、原油価格にとって引き続きマイナス要因となるだろう」と指摘した。

米金融大手ゴールドマン・サックスは7日付のリポートで、米国のシェールオイル生産の伸びが少なくとも2020年いっぱいまで世界の原油需要の伸びを上回る公算が大きいと予想し、石油輸出国機構(OPEC)などの減産による価格上昇が抑制されるとの見方を示した。

ただ、原油価格は引き続き、中東情勢の緊張による影響を受けやすいとアナリストやトレーダーは指摘している。

イランは8日、低濃縮ウランの上限超過に続く核合意の履行停止措置であるウラン濃縮度の引き上げについて、20%への拡大も「選択肢」との考えを示した。またさらなる措置として濃縮用の遠心分離機の数を増やすと警告した。同時にイランは核兵器を追及していないとも強調した。

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