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原油価格、22年は100ドル到達も 需要が供給上回る=アナリスト

複数のアナリストは、2021年に50%高騰した原油価格が生産能力不足や限定的な投資を背景にさらに勢いを増し、今年は1バレル=100ドルを超える可能性があると予測する。2019年1月撮影(2022年 ロイター/Agustin Marcarian)

[ロンドン 12日 ロイター] - 複数のアナリストは、2021年に50%高騰した原油価格が生産能力不足や限定的な投資を背景にさらに勢いを増し、今年は1バレル=100ドルを超える可能性があると予測する。

新型コロナウイルスのオミクロン変異株の拡大によって、感染者数は昨年のピークを大幅に上回っているものの、多くの国が厳格な制限措置の再導入に消極的であることが原油相場を下支えるという見方が大勢。

北海ブレント原油先物は12日の取引で85ドル付近で推移し、2カ月ぶり高値を更新した。

OANDAのシニア市場アナリスト、ジェフリー・ハリー氏は「中国経済が大幅な減速に直面せず、オミクロン株が収束すると仮定し、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成するOPECプラスの生産能力が明確に制限される中、ブレント原油が第1・四半期に100ドルに向かって上昇しないと断言する理由はない」と述べた。

モルガン・スタンレーは、ブレント原油が第3・四半期に1バレル=90ドルに達すると予測する。原油在庫が底をつくと同時に余剰生産能力が第2・四半期までに低下し、石油・ガスセクターへの投資が限定的となるという見通しに立っている。

スタンダード・チャータードは、22年のブレント原油価格見通しを8ドル引き上げ1バレル=75ドル、23年も17ドル引き上げ77ドルとした。

JPモルガンのアナリストは、現在見られる旺盛な需要が短期的な追い風になるという見方を示した上で「世界的な供給不足に対する市場の認識が高まっている」とし、22年には125ドル、23年には150ドルに「オーバーシュート」する可能性があるとした。

また、OPECで現在割り当てられている産油量を前提にすると、OPECの余剰生産能力は22年第4・四半期に総生産能力の4%と、21年第3・四半期の13%から低下するとした。

ライスタッド・エナジーの分析部門シニアバイスプレジデント、クラウディオ・ガリムベルティ氏は、OPECが規律を守り、タイトな市場維持を望めば原油価格は100ドルへ上昇すると指摘。ただこのようなシナリオは考えにくいとし、原油は年内に「瞬間的に」90ドルを超える可能性はあるが、カナダやノルウェー、ブラジル、ガイアナでの増産が価格の下押し圧力になるとした。

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