December 30, 2017 / 12:04 AM / 17 days ago

写真が語る2017年:米国で高まる白人至上主義

[14日 ロイター] - 米バージニア州シャーロッツビルなど全米各地で、白人至上主義者とそれに反対する人々との衝突が発生。人種差別を巡り激化する「対立」を象徴する写真について、ロイター・カメラマンが撮影当時の様子を語る。

撮影したカメラマン:Shannon Stapleton

極右運動「オルト・ライト(alt-right)」の広報役でもある白人至上主義者のリチャード・スペンサー氏は10月19日、米フロリダ大学で講演を行う予定だった。前日の晩、私はゲインズビルの同大学キャンパス近くを歩いていた。

あたりは静かで抗議行動も見られなかった。フロリダ州知事が暴力沙汰を防ぐために非常事態宣言を出しており、一帯は警察官だらけだった。翌日の早い時間には、双方の姿が少し見られるようになった。

しばらくすると、スペンサー氏に抗議する数百人の人々が、講演会場に近い「フリースピーチゾーン」に集まってきた。講演が始まると、緊張が高まり、いくつか小競り合いが生じたが、全般的には平穏だった。写真を送るため私が座り込むと、突然人々が走り始めた。

私はカメラをつかんでその後を追った。怒った群衆の真ん中に、かぎ十字(スワスティカ)をプリントしたシャツを着た男性が立っていた。あたりは険悪な雰囲気が漂っていた。彼は顔面を殴られたようで、口元から血を滴らせながらニヤニヤ笑っていた。

彼は、このいきり立つ群衆が集まるフリースピーチゾーンへとまっすぐ歩いてきた。私はそこに入り込み、警察が彼をゾーンの外へ誘導する様子を撮影した。人々は彼に侮蔑の言葉を浴びせ、唾を吐きかける人もいた。

実に奇妙な光景だった。

黒人男性が彼の傍らを歩き、バリケードを越えて群衆の外へと彼を誘導しながらも、話しかけたり叫んだりしていた。私は彼らと一緒に移動し、男性がかき消されるように立ち去るのを見ていた。

(翻訳:エァクレーレン)

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