December 30, 2017 / 11:16 PM / 10 months ago

写真が語る2017年:膝をつきトランプ大統領に抗議

[11日 ロイター] - 人種差別に抗議して国歌演奏で膝をついたプロフットボールリーグ(NFL)選手をトランプ大統領が批判。騒ぎが広がるなかで撮影された1枚の写真についてロイター・カメラマンが当時の様子を語る。

 12月11日、ロイター写真部は、2017年の最も重大な場面を目撃してきた。写真は、人種差別に抗議して国歌演奏で膝をついたプロフットボールリーグ選手をトランプ大統領が批判したことを受け、膝をつき同大統領に抗議する男性。インディアナ州で9月撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

撮影したカメラマン:ジョナサン・アーンスト

米大統領の車列の中からワゴン車の窓を通じて撮影することは、決して理想的なやり方ではないが、他に手段がない場合もある。

それでも、フロントグラス越しに歪んでしまうかもしれないし、スピードのせいで多少ブレるかもしれない。

国歌演奏時に膝をついたNFL選手を批判してからまもなく、トランプ大統領は9月27日、インディアナポリスでの政治集会に日帰りで参加した。

現地の空港から車で移動する途中で、私は道沿いに膝をついて抗議する人を見かけるのではないかと思っていた。車列が高速で通過する沿道には、ところどころ人々が集まっていたが、多くはトランプ氏への支持を表明するプラカードや米国旗を手にしていた。

そのとき突然、私が乗ったワゴン車がまさに通り過ぎる脇に、男性が三角に畳んだ国旗を持ち、片膝をついているのが目に入った。ファインダーを目に当てる時間もないまま、ほんの数カット、シャッターを押すことができた。撮れたか。いや、ピンぼけだ。使えない。

しかし、他社カメラマンが誰もあの男性に気が付かなかったという点には確信があった。写真撮影において2度目のチャンスはそうそうない。だが、空港に戻る車中で、私は彼がまたそこにいる可能性に備えていた。

左側の歩道をずっと注意していると、案の定、そこに彼はいた。急いで連写し、何枚かを送った。往路で彼を収めた写真の1枚に、背景となったビルの看板が一部写っていた。

この情報をもとに、記者が彼の素姓を突き止め、話をたっぷり聞くことができた。この人物は米陸軍を退役したマービン・ボートライト氏で、社会の不公正に反対するメッセージを送りたいと、あのような行動に出たという。

大統領の車列が街を離れるときに、彼が再び姿を見せてくれてよかった。おかげで、そのメッセージを伝えることができたのだから。

(翻訳:エァクレーレン)

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