January 1, 2018 / 12:48 AM / 18 days ago

写真が語る2017年:ロヒンギャ難民女性、決死の脱出

[11日 ロイター] - ミャンマーでの暴力と迫害から逃れるため、イスラム系少数民族ロヒンギャ族は続々とバングラデシュに接した国境の川を渡った。2017年を象徴する写真について、ロイター・カメラマンが撮影当時の様子を語る。

撮影したカメラマン:Hannah McKay

11月1日、私たちは水田と草原を見渡しながら立っていた。そこは水が豊富で、ミャンマーとの国境に続く狭い小道が続いていた。

遠くに大勢の人たちが見えた。だが、彼らは動いていない。時刻は午後4時で、日没まであと2時間しかない。そこで私たちは、彼らの方に移動することにした。ぬかるんだ小道沿いを1時間ほど歩き、私たちを通過させるよう国境警備員を説得した。

到達した場所には、じっと座っている何千人もの難民がいた。別のバングラデシュ国境警備員が私たちに引き返すよう言ってきた。

群衆の背後で、何かが起きているのが見えた。そこで、なんとか近づく機会を待った。そして私たちは目撃した。

群衆は川岸に座っていた。彼らの後ろ3メートルほど下は川で、そこから何百人もの難民がひっきりなしに渡ってきていた。その列が途絶えることはなかった。赤ちゃんを抱えている人もいれば、ひざよりも深い泥の川を介助されて渡る高齢者もいた。私たちはやってくる人たちをひたすら撮り続けた。

そして、この写真の女性が現れた。

彼女は私たちのいる川岸に這い上がろうとしていた。だが彼女は疲れ切っていた。難民男性2人が彼女を押し上げようとした。ロイター・カメラマンのアドナン・アビディ記者が手を貸した。別のカメラマンも手伝った。私も彼女の脚を持ち上げた。

女性は引きずり上げられ、数分間横たわっていた。彼女に何が起きたのか、私には知る由もない。カメラマンとしての仕事をしようとしても、感情が理性を却下することもあるのだ。

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