for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

金価格が1%下落、ドル急伸やFRBのタカ派姿勢で

 9月22日、金価格が取引で1%下落。写真はロシアのクラスノヤルスクで3月撮影(2022年 ロイター/Alexander Manzyuk )

[22日 ロイター] - 金価格が22日の取引で1%下落。ドルが急伸したほか、米連邦準備理事会(FRB)が3回連続の0.75%ポイント利上げを実施し、年内にもう一段の大幅利上げを行う可能性を示唆したため、利子を生まない金の魅力が低下した。

0335GMT(日本時間午後0時35分)現在、金のスポット価格は0.8%安の1オンス=1660.55ドル。

米国の金先物価格は0.4%安の1668.20ドル。

デーリーFXの通貨ストラテジスト、イリヤ・スピバク氏は、21日までの連邦公開市場委員会(FOMC)では追加利上げの余地がまだかなりあることが示唆され、「この状況は金相場にとってあまり支援的ではない」と指摘。

金価格が1650ドルの水準を割り込めば、短期間に1600ドル割れを試す可能性があるとした。

OANDAのシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は「FRBのタカ派的予測は経済にとってはむしろ暗い見通しとなっており、いずれは安全資産としての金の役割が再び見直されるだろう」と予想。

「インフレの鈍化が続かない場合、金には引き続き売り圧力が加わりやすいが、足元は相場が安定する可能性がある」と述べた。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up