[27日 ロイター] - BofAグローバルリサーチが27日に発表したデータによると、25日までの1週間の株式への資金流入額は過去6週間で最高となった。中国の国境再開と債券利回りがピークに達したとの見方を背景に投資家のリスク志向が高まった。
株式への流入額は139億ドル。そのうち欧州株への流入額は34億ドルと約1年ぶりの大きさとなった。
BofAの「ブル・ベア」指標は先週の3.5から3.7に上昇し、10カ月ぶりの高水準となった。
BofAによると、米国のイールドカーブ(利回り曲線)、マネーサプライ、景気先行指数など多くの指標は、米経済が2023年にハードランディングする可能性が高まっていることを示唆しているという。
ディフェンシブ銘柄のヘルスケア株や、テクノロジー株からの4週間の資金流出は4年ぶりの大きさとなった。
債券への資金流入額は世界全体で122億ドル。投資適格債と高利回り債の流入額は過去16カ月で最高となり、過去4週間の平均は77億ドルとなった。
新興市場の債券・株式への資金流入額は過去4週間の平均で71億ドルと約2年ぶりの高水準。先週の資金流入額は127億ドルだった。
金には5億ドルが流入。現金は23億ドル減少した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」