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コロナ禍からの回復で「危険な乖離」発生=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は5日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの回復過程で、富裕国と発展途上国との間に「危険な乖離」が生じていると警告した。写真はゲオルギエバ専務理事。2019年10月撮影(2021年 ロイター/Mike Theiler)

[パリ 5日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は5日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの回復過程で、富裕国と発展途上国との間に「危険な乖離」が生じていると警告した。

パリ平和フォーラムで、米国など富裕国の力強い成長は「良いニュース」だが、途上国では低水準のワクチン接種率が阻害要因になっていると指摘。「これは成長の統一性に加え、世界の安定性および安全性に危機をもたらしている」と述べた。

同フォーラムに参加した世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長も同様の懸念を表明。ラテンアメリカ、中東、アフリカなどワクチン接種率が低い地域では成長が非常に低調になる「K字型の回復」について警鐘を鳴らした。

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