June 7, 2019 / 1:37 AM / 20 days ago

WRAPUP 1-貿易摩擦、世界経済のリスクに FRB当局者とIMFが警鐘

[ワシントン/ボストン 6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者および国際通貨基金(IMF)は6日、世界的な貿易摩擦や高関税が米国や世界の経済に打撃を与えるリスクが高まっているとの警戒感を相次いで示した。

米ダラス地区連銀のカプラン総裁は、メキシコとやり取りする物の多くは米製造業者が使う中間財であることを踏まえると、メキシコへの関税は米国による自国製品への税金に相当すると説明した。

こうした通商面でのメキシコとの関係により、米企業はこれまで国内で事業を拡大し人を採用しながら、世界市場でシェアを拡大することができたと指摘。「こうした関係に水を差せば、痛い目に合う」と述べ、業況感や設備投資に打撃が及ぶ可能性があるとの懸念を示した。

現時点で下向きリスクは企業信頼感と企業投資だが、雇用にも影響が出始め、家計消費にも打撃が及ぶ恐れがあるとの見方を示した。

一方、世界的な貿易を巡る緊張の高まりによる影響でFRBの利下げが正当化されるかどうかを判断するのは時期尚早との考えを示した。

また、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、関税措置の応酬のほか、世界的な経済成長の減速を巡る懸念で不確実性が増しており、企業投資が抑制されているとの認識を示した。ただ、金利に関してはオープンとの立場を示した。

貿易摩擦激化で各国の金融市場はここ数週間、混乱している。IMFのアナリストは、米国の政策の方向性は適切ではないとの見方を示した。

IMFは経済に関する報告書で、米政権が関税を使い中国に圧力をかけていいることは、世界の貿易システムを弱体化させていると指摘。米国が中国との貿易問題を解決することが特に重要だとの認識を示した。

米国の金融システムの脆弱性は増しているように見え、市場で米国が抱える通商問題に対する懸念が高まるなか、金融情勢がひっ迫する恐れがあると指摘。IMFの米国調査を率いるナイジェル・チョーク氏は記者会見で「IMFは、こうしたことが米経済に関する最大の懸念であるとみている」と述べた。

米国の金融規制当局は、金融システムの脆弱性の高まりに十分に対処していないとも指摘。「増大するリスクにほとんど対応していない」と批判した。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below