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主要国際機関、女性トップは戦後わずか12% 進展もなお少数=調査

 3月6日、世界の主要な国際機関33機関を対象にした調査によると、1945年以来女性がトップ職を占めた割合がわずか12%にとどまったことが分かった。写真は元国連総会議長マリア・フェルナンダ・エスピノサ氏。2018年11月、カナダ・オタワで撮影(2023年 ロイター/Chris Wattie)

[ワシントン 6日 ロイター] - 世界の主要な国際機関33機関を対象にした調査によると、1945年以来女性がトップ職を占めた割合がわずか12%にとどまったことが分かった。女性リーダーで構成する団体「GWL Voices for Change and Inclusion」が6日に発表した。

また、4大開発銀行を含め女性がトップになったことがない機関が3分の1を上回ったほか、世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長を含め5機関で女性がトップになったのは一度だけだった。

リポートは今週行われる国連の「女性の地位委員会(CSW)」で発表される予定で、現地事務所から本部まで、政府間国際機関のあらゆるレベルで均等な女性比率を実現するよう求めている。

エクアドルの元外相で、2018─19年に国連総会議長を務めたマリア・フェルナンダ・エスピノサ氏は3日のインタビューで、「数が重要というのが真実。女性は世界人口の50%を占めており、ここから始めるのは人口動態的に正当だ」と述べた。

調査対象となった33機関中、1945年以来合計382人がトップを務めているが、女性はわずか47人だった。最近は進展が見られるものの、現在女性が率いている機関は3分の1にとどまっている。

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