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米議員がGMに情報提供要請、メキシコ工場の労働者権利侵害巡り

[メキシコ市 11日 ロイター] - 3人の米下院議員は11日、メキシコのシラオにあるゼネラル・モーターズ(GM)の工場で労働者の権利侵害の報告があるとし、GMに情報提供を求めた。

また、今後メキシコで労働者が組合活動を行う際には中立的な立場を維持するよう要請した。

これを受け、メキシコ当局は、シラオのGM工場の労働組合に対して、労働者の団体契約に関する投票を再度実施するよう命じた。

メキシコ労働省は、先月実施された投票に「重大な不正」があったと指摘した。この投票は、労働者が同意なしに結ばれた低賃金の契約に縛られることがないよう、メキシコの労働改革に基づき行われるもの。労働省はGMの組合に対して30日以内に再投票を行うよう命じた。

北米自由貿易協定(NAFTA)に代わり昨年発効した通商協定USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)では、労働者の権利保護のためにこうした投票を実施する規定が設けられている。

NAFTAでは、労働規定の施行手段がほとんどなかったため、メキシコの賃金は低迷し、現在、経済協力開発機構(OECD)37カ国の中で賃金水準は最下位となっている。USMCAにはこうした状況を改善するため、労働者が賃上げを要求できる権利拡大など盛り込んでいる。

メキシコでの労働者の権利侵害を巡っては、米国の最大手労働団体、労働総同盟・産業別組合会議(AFL─CIO)が10日、米政府に嘆願書を提出。メキシコのマタモロスの自動車部品工場・トリドネックスの労働者が独立的な組合結成を拒否されたとし、労働者の権利侵害について不服を申し立てた。

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