October 31, 2018 / 3:37 PM / 12 days ago

米GM、第3四半期決算は好調 コスト削減に向け希望退職募集

[デトロイト 31日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)が発表した第3・四半期決算は、利益が予想を大幅に上回った。ピックアップトラックを中心に北米市場での需要が堅調となっていることで、通年の業績は見通しの上限近くになるとの見方を示した。

 10月31日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が発表した第3・四半期決算は、利益が予想を大幅に上回った。メキシコのラモスアリスペで昨年11月撮影(2018年 ロイター/Daniel Becerril)

決算発表を受けGM株は中盤の取引で約8%高の36.34ドルと、約6週間ぶりの高値を付けた。

第3・四半期決算は好調だったものの、GMは関税措置や市場の圧力への対応に向けコスト削減策の強化を発表。12年以上の勤務経験を持つ正社員を対象に希望退職を募集することを明らかにした。北米5万人の正社員のうち約1万8000人が対象となる。

生産に従事する時間給従業員は対象にはならないが、希望退職やその他のコスト削減策の効果を見て、必要に応じてレイオフも検討する姿勢を示した。

GMはこれまでに今年は65億ドルの費用を削減すると確約。バーラ最高経営責任者(CEO)は従業員宛の電子メールで、自動車部門のキャッシュフローは今年1─9月に3億ドル目減りしたと指摘。株価も2010年の再上場時の33ドルから大きく上昇していないとも述べ、「GMの構造的なコストは市場の現実に則していない」との見解を示した。

第3・四半期の純利益は25億3000万ドル(1株当たり1.75ドル)と、29億8000万ドル(同2.03ドル)の損失を計上した前年同期から黒字に転換した。前年同期は欧州事業に関連した費用を計上している。

一時項目を除く1株利益は1.87ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の1.25ドルを上回った。

売上高は6.4%増の358億ドル。アナリスト予想の348億5000万ドルを上回った。

GMインターナショナルの営業利益は1億3900万ドル。中国市場は減速したものの、同国での株式収入が約5億ドルと過去最高となったことが追い風となった。

またGMは、GMフィナンシャルから第4・四半期に総額3億7500万ドルの配当金を受け取ることも明らかにした。

第3・四半期は「シボレー・シルバラード」や「GMCシエラ」などの大型ピックアップトラックの新モデルを導入したことなどで、車両価格は合計で9億ドル上昇。スリヤデバラ最高財務責任者(CFO)は、価格の上昇は「完全に持続可能」との見解を示した。

通年業績については、1株利益は5.80─6.20ドルになるとの予想を維持。堅調な業績に加え税制改革の恩恵もあり、予想の上限、もしくは上限を超える可能性があるとの見方を示した。リフィニティブがまとめた市場予想は5.88ドルとなっている。

GMは7月、トランプ米政権が導入した鉄鋼とアルミニウムに対する輸入関税措置によりコストが上昇するとして、通年の業績見通しを下方修正していた。

GMはまた、2018年のキャッシュフローは年金などの影響を除き約40億ドルになるとの見通しを表明。このほかスリヤデバラCFOは、コスト削減策の影響を除いたベースで19年のコモディティー関連費用は前年比10億ドル増となるとの見通しを確認した。

*内容を追加しました。

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