February 6, 2019 / 5:56 PM / 9 months ago

GMの第4四半期は黒字転換、米で高利益率車が好調 通年見通し維持

[デトロイト 6日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)が発表した2018年第4・四半期決算は、利益率の高いピックアップトラックやクロスオーバー車が米国で好調だったことで、黒字に転換した。コスト削減策も貢献した。19年通年の業績については従来予想を維持した。

 2月6日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の2018年第4・四半期決算は、利益率の高いピックアップトラックやクロスオーバー車が米国で好調だったことで、黒字に転換した。ミシガン州ウォーレンで2015年10月撮影(2019年 ロイター/REBECCA COOK)

第4・四半期の純利益は21億ドル(1株当たり1.40ドル)。前年同期は税制改革に関連する費用が影響し52億ドル(同3.65ドル)の損失を計上していた。この影響を除けば前年同期は24億ドルの純利益を計上していたはずだった。

一時項目を除く1株利益は1.43ドル。リフィニティブIBESがまとめたアナリスト予想は1.22ドルだった。

北米事業の税引き前利益率は10.2%と、前年同期の10.7%から低下した。

北米では販売台数は減少したものの、利益率の高い車両が好調。GMは第4・四半期の利益のほぼすべてを北米市場で稼ぎ出した。

シティのアナリストは「ピックアップトラックを筆頭に北米事業が引き続き業界全体の低迷を補うばかりか、業績全体を押し上げている」と指摘した。

北米事業の好調は、同社が計画している大規模な人員削減策とは対象的な内容となる。GMは4日、昨年11月に発表した北米5カ所の工場で約1万5000人の人員を削減するリストラ策の一環として、正社員約4000人に対し解雇通知を開始すると明らかにしている。

バーラ最高経営責任者(CEO)はこの日、財務上の長期的な安定を確実にし、電気自動車(EV)や自動運転車開発費用を確保するため、リストラ策は必要と強調。「70%の稼働率を続けることはできず、改善しなければならない。GMが通り抜けなければならない移行だ」と述べた。自動車業界では工場の稼働率が80%を下回ると損失が出るとされる。

人員削減に絡む税引き前費用は30億─38億ドル。ただ、GMは2020年末までに年間フリーキャッシュフローを60億ドル押し上げる措置を講じる方針を示した。

第4・四半期は、中国事業と南米事業の利益への寄与はほぼゼロ。中国では営業利益が3億ドルとなったものの、他国が低調だったことで相殺された。GMは中国では販売台数が減少し、南米では為替相場で業績が影響を受けたとしている。

スリヤデバラ最高財務責任者(CFO)は「自動車業界にとって中国の全般的な見通しは前年比でほぼ横ばいとなる」としながらも「中国の経済指標からは安定化に向けた初期の兆候がうかがえる」と述べた。

バッキンガム・リサーチのアナリストは、中国の需要に加え、中国や北米での長期的な価格設定を巡って懸念が根強いと指摘。中国が不振となれば業績目標の達成は困難になるとした。

GMは19年通年の業績予想については調整後の1株利益が6.50─7.00ドルとの見通しを維持した。

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