[ロンドン 4日 ロイター] - 関係筋によると、産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は、新たな金ETF(上場投資信託)の導入を計画している。手数料を抑え、ライバルに対抗する狙いだ。
WGCが2004年に導入したSPDRゴールド・トラストGLD.Pは世界最大の金ETFだが、ロイターの調査によると、SPDRゴールド・トラストの金保有高のシェアは2010年代初めの75%から50%以下に縮小している。
17年初来の保有高の伸びでみると、SPDRゴールド・トラストが5%なのに対し、ブラックロック・グループBLK.Nが運営するiシェアーズ・ゴールドIAU.Pのほうが手数料も低く、47%の伸びを記録している。
SPDRゴールド・トラストの手数料は40ベーシスポイント(0.4%)だが、iシェアーズは25ベーシスポイント。
関係筋によると、WGCの新たな金ETFは手数料を25ベーシスポイント前後に設定するという。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」