[サンフランシスコ 16日 ロイター] - 米アルファベットGOOGL.Oのクラウド部門であるグーグル・クラウドは、ダイアン・グリーン最高経営責任者(CEO)が数週間中に退任し、後任に元オラクルORCL.N幹部のトーマス・クリアン氏を起用する。グリーン氏が16日、ブログで明らかにした。
グリーン氏によると、同氏は3年前にグーグルに入社した際、2年後に退社する予定だった。来年1月からは投資と慈善事業に転身するという。ただグリーン氏はアルファベットの取締役にはとどまる。
オラクルに22年間勤務し、創業者であるラリー・エリソン氏の側近だったクリアン氏は、クラウド事業の拡大で苦戦した後、9月に辞任した。
グーグル・クラウドの広報は、クリアン氏が当初は同社のシニア・バイス・プレジデントに就任すると説明した。
グーグルは2月、クラウド部門が四半期で10億ドルを超える売上高を稼ぎ出していると明らかにした。
グリーン氏によると、クリアン氏はグーグルのサンダー・ピチャイCEOら幹部の面接を受け、11月26日にグーグルに加わる。
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