November 25, 2019 / 1:02 AM / 19 days ago

〔GRAPHIC〕中国版「ニフティ50」、一段の景気減速を示唆

[上海 22日 ロイター] - 中国版「ニフティ・フィフティ」指数と呼ばれる上海50指数を構成する優良大型株の3分の1以上が、3年ぶりに一段の景気減速と収益性悪化を示す水準に落ち込んだ。

これらの銘柄は現在、簿価を下回る水準で取引されており、米中貿易戦争が中国経済に打撃を与える中、これらの企業を取り巻く市場環境について、投資家が早期改善を見込んでいないことを反映しているようだ。

石炭最大手の神華能源は21日にPBR(株価純資産倍率)が0.98倍に低下し、簿価を下回る優良大型株の中に加わった。同社のPBRが1倍未満になるのは、2016年に中国株が急落して以来。

上海50指数の構成銘柄50のうち、簿価を下回っているのは18銘柄。

チャイナ・フォーチュン・セキュリティーズのアナリスト、ヤン・カイウェン氏は「低いバリュエーションは、中国経済に対する弱気な見通しを反映している。経済は一段と圧迫されており、来年の成長率は6%を下回る可能性がある」と指摘した。

景気減速で収益が圧迫され、資産の質への懸念が高まっている銀行株のPBRの低さが目立つ。

投資家は今年の大部分において、上海50指数の構成銘柄に買いを入れてきており、同指数は年初来約30%高と、上海総合指数の同期間の上昇率17%を上回る伸びとなっている。

中国が金融市場の一段の開放を進め、国際的な株価指数算出企業が中国株の指数組み入れ比率を拡大する中、これらの銘柄は投資機会を模索する海外投資家にも人気だ。

しかし、簿価を下回る18銘柄のほとんどが市場全般をアンダーパフォーム。一部は年初来で大幅安となっている。

中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)は年初来23%安、鉄鋼最大手の宝山鋼鉄(バオスチール)は約18%安。

投資家は、技術主導型の経済への移行を見込んで、中国の伝統的な産業から資金を引き揚げており、A株市場全般においても、エネルギー、建設、素材セクターの企業はアンダーパフォームしている。

CSI建設セクターは今週、過去最安値を記録。CSIエネルギーセクターは約13年ぶりの安値を付けた。

チャイナ・フォーチュン・セキュリティーズのヤン氏は、中国の将来はテクノロジーセクターにかかっていると指摘。同セクターは投資家の資産配分で基準的な選択肢となっており、伝統的な銘柄から投資家の関心がシフトする可能性があるとの見方を示した。

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