May 10, 2016 / 12:46 AM / 3 years ago

ギリシャ債務の持続可能性に深刻な懸念、ユーロ圏が分析

 5月9日、臨時のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)向けに準備された欧州安定メカニズムの文書は、ギリシャ債務の長期的な持続可能性について深刻な懸念があると指摘した。写真はダイセルブルーム・ユーログループ議長。2015年12月撮影(2016年 ロイター/Vincent Kessler)

[ブリュッセル 9日 ロイター] - 9日に行われた臨時のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)向けに準備された欧州安定メカニズム(ESM)の文書は、ギリシャ債務の長期的な持続可能性について深刻な懸念があると指摘した。

同文書は、ギリシャの国内総生産(GDP)伸び率が2018年に3.1%、2019年に2.8%、2020年に2.5%、2025年に1.5%、2030─2060年に1.3%になるとの基本シナリオを想定。

このシナリオに基づくと、同国の基礎的財政収支(プライマリーバランス)は18─25年まで対GDP比3.5%の黒字を維持する。その後、黒字の比率は低下し始め、40─60年に同1.5%で推移すると分析した。

このESM文書を基に、ユーロ圏財務次官らはギリシャの債務軽減策を検討し、5月24日の財務相会合に提示する。

基本シナリオではギリシャの年間債務返済コストは2030年代終盤までGDP比15%未満、その後は20%未満にとどまると分析されている。

ただ文書は、さらに厳しいシナリオでは、債務の持続可能性を確保するために基本シナリオの場合よりも大規模な措置が必要になると指摘。

基本シナリオと比べて成長が弱く、財政黒字のGDP比が速いペースで低下した場合、ユーロ圏はギリシャ債務の平均償還期間を10年、あるいはそれ以上延長することが必要になるとした。基本シナリオでは延長期間は5年を想定している。

より厳しいシナリオではさらに欧州中央銀行(ECB)が保有するギリシャ国債から得た利益のギリシャへの還元、ESMによる国際通貨基金(IMF)融資の買い上げが必要になるという。

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