July 6, 2015 / 7:23 PM / 5 years ago

独仏がギリシャに圧力、信頼ある提案要求 ECBも支援枠据え置き

[パリ/アテネ 6日 ロイター] - ギリシャ国民投票で緊縮案が否決されてから一夜明けた6日、仏独首脳はパリで会談を行い、ギリシャとの対話の扉はまだ開かれているとしながらも、同国は支援協議再開に向け信頼できる提案を示す必要があるとし、チプラス政権に圧力をかけた。

 7月6日、仏独首脳はギリシャ早期に提案示す必要あるとの認識で一致(2015年 ロイター/Philippe Wojazer)

オランド仏大統領はメルケル独首相との会談後の共同記者会見で、「(ギリシャとの)協議の扉はまだ開かれている」と指摘。メルケル首相も「対話への扉は依然として開かれていることを明確にしておきたい」とし、7日のユーロ圏首脳会議はこうした理解に基づいて開かれるとの考えを示した。

ただメルケル首相は「具体的な欧州安定メカニズム(ESM)プログラムをめぐる協議を開始する条件は現時点では整っていない」とし、ギリシャは週内に提案を示す必要があると指摘。オランド大統領も、残された時間は多くないとし、ギリシャに対し迅速な対応を呼びかけた。

この日は欧州中央銀行(ECB)がギリシャ銀行向け緊急流動性支援(ELA)を現行水準に維持。さらに、ELAに対し銀行が差し出す担保のヘアカット(割引率)も調整した。

ECBは「責務の範囲内で利用できるあらゆる手段を行使する決意がある」としながらも、ギリシャに圧力をかけた格好だ。

ギリシャではこの日、辞任を表明したギリシャのバルファキス財務相の後任に、国際債権団との協議で交渉代表を務めてきたユークリッド・ツァカロトス氏が指名された。

財務相を交代させることで、チプラス首相は債権団との交渉の取りまとめに真剣に取り組んでいく姿勢を示したとの見方もある。

ただ、ユーログループ(ユーロ圏財務相会合)のデイセルブルム議長は、ギリシャの国民投票で緊縮策が否定されたことにより債権団との交渉はさらに難しくなったと指摘。欧州委員会のドムブロフスキス副委員長も、国民投票の結果により、ギリシャと他のユーロ加盟国との間の溝が深まったとの認識を示した。

EU関係筋は、ギリシャが大きな譲歩を示さない限り、7日のユーロ圏首脳会議ではギリシャへの新たな支援策よりも、ギリシャがユーロ圏を離脱した場合の対応のほか、ユーロ圏の結束強化に向けた方策などが主要な議題として取り上げられるとしている。

*内容を追加します。

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