November 16, 2018 / 5:21 AM / a month ago

日本の自動車輸出削減など必要、米貿易赤字削減に向け=ハガティ駐日米大使

[東京 16日 ロイター] - ハガティ駐日米大使は16日、日本記者クラブで講演・記者会見し、米国の対日貿易赤字削減のためには、日本メーカーによる自動車輸出削減や現地生産の拡大、米国車の輸入拡大、農産品の輸入拡大のいずれが最重要かとの質問に「大変複雑な質問だが、答えは単純で、それらすべてが必要だ」と回答した。

 11月16日、ハガティ駐日米大使(写真)は、日本記者クラブで講演・記者会見し、米国の対日貿易赤字削減のためには、日本メーカーによる自動車輸出削減や現地生産の拡大、米国車の輸入拡大、農産品の輸入拡大のいずれが最重要かとの質問に「大変複雑な質問だが、答えは単純で、それらすべてが必要だ」と回答した。昨年5月にワシントンで撮影(2018年 ロイター/Yuri Gripas)

一方、米国は日本の自動車輸出に数量規制を課すか、との質問に対しては、来年1月に始まる交渉前のコメントは控えたいと述べるにとどめた。

<北方領土交渉「日ロに委ねたい」>

日ロの北方領土交渉で、返還された領土からの米軍排除が俎上に上る可能性に関し、「駐留米軍に関する憶測は控えたい」としつつ「日ロの交渉に委ねたい」と発言した。

日本とロシアや中国などとの関係改善について、「日本が第三国との関係を持つことは日米関係を損なうことはない」と静観する姿勢を示した。

普天間基地の辺野古移設に反対する玉城デニー沖縄県知事について、米軍が辺野古移設を推進する方針に変化はないとしつつ、「玉城氏は安倍晋三首相や米海兵隊、米国務省・国防総省などとひんぱんにコミュニケーションを取っており、評価している」とした。

<米中会談で「状況改善」に期待>

米中対立に関し、11月末からブエノスアイレスで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議の際の米中首脳会談で「状況の改善が見られるだろう」との見通しを示した。

質疑に先立った講演では、年明けに始まる「日米通商交渉」について「物品、サービスを含む重要分野での貿易協定」と表現し、包括的な二国間自由貿易協定(FTA)への意欲を強調した。

日米同盟は「引き続き強化される」とし、北朝鮮問題について「米国は拉致被害者家族とともにあり、被害者返還のため、できる限りのことをする」と述べた。

*内容を追加しました。

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