[25日 ロイター] - 米油田サービス大手ハリバートンが25日発表した第3・四半期決算は、純利益が市場予想を上回った。世界的な油田掘削活動の盛り上がりが背景にある。
純利益は5億4400万ドル(1株当たり0.60ドル)と、前年同期の2億3600万ドル(同0.26ドル)から増加。アナリストは1株利益を0.56ドルと予想していた。
売上高は北米が前期比9%増の26億ドル、海外が同3%増の27億ドルだった。
ジェフ・ミラー最高経営責任者(CEO)は世界の各国、各生産者で「今後は活動が活発化するとみている」と述べた。北米ではサービスに対する需要が「1年のこの時期としてはかつて見たことがないほど強い」という。
同社は1─9月期に、ロシア資産の売却やウクライナ資産の償却を主な要因として3億6600万ドルの費用を計上した。
原油価格は、主要産油国であるロシアへの制裁と新型コロナウイルスのパンデミック後の需要回復を受けて第3・四半期に大幅に上昇。シュルンベルジェやベーカー・ヒューズなど他の油田サービス会社も好調な決算を発表している。
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