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嫌悪から楽しみに、英国でもハロウィーンが定着へ

 10月30日、市場調査会社ミンテルは、今年のハロウィーンにおける英国の消費支出は3億2000万ポンドの見込みで、前年比3.2%増になるとの予想を示した。消費の伸びを支えているのはミレニアル世代で、ハロウィーンを小売業者にとっての一大商機に生まれ変わらせたとみられている。写真はリバプールで29日撮影(2017年 ロイター/Phil Noble)

[ロンドン 30日 ロイター] - 市場調査会社ミンテルは、今年のハロウィーンにおける英国の消費支出は3億2000万ポンド(約478億円)の見込みで、前年比3.2%増になるとの予想を示した。

消費の伸びを支えているのは主にミレニアル世代で、昨年は消費支出の60%を占めた。俗悪な行事と受け止められていたハロウィーンを、ミレニアル世代が小売業者にとっての一大商機に生まれ変わらせたとみられている。

市場調査会社ユーガブによると、2001年時点の支出は1200万ポンドにとどまっており、ハロウィーン市場がそれ以降急速に拡大していることが数字で示された。

ただ専門家は、多くの英国人にとってハロウィーンは歴史的に愛着のないものであるうえ、米国からの侵略的な文化輸入と感じる雰囲気があり、根強い嫌悪感が見られると指摘する。

だが近年は、ロンドンの衣装販売店に長い行列ができるなど、英国の大衆文化にますます受け入れられている。ある衣装販売業者の広報担当者はロイターに、ハロウィーンの魅力の中心は「ひたすら楽しいこと」と話した。   

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