[ロンドン 10日 ロイター] - 自動車レースF1、メルセデスのルイス・ハミルトン(31)は今季、英国人初の4回目の総合優勝を狙うが、私生活の派手さに評論家は懸念を示す。
ハミルトンは今季も優勝候補だが、チームメートのニコ・ロズベルク(ドイツ)はプライベートを妻や赤ちゃんと過ごすことが多く、最大のライバルであるフェラーリのセバスチャン・フェテル(ドイツ)もスイスで静かに暮らしている。2人ともに打倒ハミルトンに意欲を燃やしている。
一方、ハミルトンはハリウッドやニューヨークでよく姿を見かけられる。女子アルペンスキーの第一人者リンゼイ・ボン(米国)とスキーに行けば、ビバリーヒルズでジャスティン・ビーバーとスーパーカーを乗り回す。ほかにもパリでポール・マッカートニーと写真を撮れば、ビビアン・ウエストウッドなどのファッションショーにも顔を出している。
元レーサーで評論家のデビッド・クルサード氏は、実力には問題ないとしながらも、「エネルギーをどこに費やしているかは疑問に思わざるを得ない。トラック上では間違いなく集中しているが、レース外にも全く別の人生があるようだ」と評論。「飛行機を乗り降りするのも体力のいること」と話し、その疲れが本業に影響しないか、懸念を示した。
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