[19日 ロイター] - 米二輪車大手ハーレー・ダビッドソンは19日、電動バイクを除く二輪車の組み立てと出荷を2週間停止すると発表した。ある業者が同社に納品する部品を巡り規制順守の問題に直面しているためとした。
ハーレーのウィスコンシン州とペンシルベニア州の計2工場は現状で生産を停止している。
同社は最近、当局への定例報告で、半導体不足が生産に影響しており、代替品を探していると説明。納品業者が法的ないし規制上の要件変更の影響を受ける可能性があるとも指摘していた。
欧州連合(EU)が通商紛争で米国の鉄鋼・アルミニウム製品に報復関税をかけたことで、ハーレーは2018年に生産の外注化を開始。米国での原材料費用上昇をしのぐため、過去2年で外国の納品業者との契約を拡大している。
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