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米高裁、ハーバード大の人種に基づく入学選考巡り差別認めず

米ハーバード大学(写真)の入学選考でアジア系米国人が差別されたとする訴訟で、ボストンの連邦高裁は12日、原告の控訴を退けた。3月撮影(2020年 ロイター/Brian Snyder)

[ボストン 12日 ロイター] - 米マサチューセッツ州ボストン近郊のハーバード大学の入学選考で、人種に基づく選考方法によってアジア系米国人が差別されたとして学生らの団体が起こした訴訟で、ボストンの連邦高裁は12日、差別を否定する地裁判決を支持し、原告の控訴を退けた。

大学を訴えたのはNPO「公平な入学選考を求める学生たち」(SFFA)で、トランプ政権の支持も得ていた。訴訟ではハーバード大が許容されるべきではない「人種間のバランス確保」を行い、黒人やヒスパニック系を入学選考で優遇したと主張。人種を基準にした選考は範囲を限定せずに行われていたとした。

教育機関が国から支援を得るために順守する必要がある公民権法の規定に違反したと訴えた。

これに対し高裁は、ハーバード大の人種に基づく選考方法は「許容できないほど広範」なものではなく、多様性が低下するのを防いだため「有意義」だったとの判断を示した。

SFFAの創設者で「アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)」に反対する活動家のエドワード・ブラム氏は「ハーバードを含む全ての大学での不公平で違憲な人種に基づく選考方針を終わらせるため」に最高裁に上訴する考えを表明。法律専門家は、最高裁の判事が保守派6人、リベラル派3人で保守派優位のため、これまで40年以上認められてきた、人種を考慮にいれた入学選考を一転して認めない可能性があると指摘する。

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