June 29, 2018 / 9:43 AM / 4 months ago

長期金利目標上げ、物価次第で来年の可能性も=早川元日銀理事

 6月29日、元日銀理事の早川英男・富士通総研エグゼクティブ・フェロー(写真)は、今後の金融政策運営に関し、物価動向次第では早ければ来年にも長期金利目標の引き上げの可能性があると述べた。2014年5月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 29日 ロイター] - 元日銀理事の早川英男・富士通総研エグゼクティブ・フェローは29日、今後の金融政策運営に関し、物価動向次第では早ければ来年にも長期金利目標の引き上げの可能性があると述べた。引き上げに踏み切るきっかけは、生鮮食品とエネルギーを除く物価(コアコアCPI)の上昇率が前年比1.0%を超えるケースだと指摘した。

都内で開いたセミナーで述べた。早川氏は、コアコアCPIの上昇率1.0%が来年の早い時期に訪れる可能性があるとしたうえで、日銀が現行政策の下でゼロ%程度としている長期金利目標の引き上げは「今年ではないと思うが、来年ぐらいにはあり得る」と語った。

一方、日銀は物価2%の達成見通し時期を公表資料から削除したが「なし崩し的に短期決戦から持久戦に移ってしまったために、日銀は一度も持久戦の副作用の議論はしていない」と指摘。物価達成が長期戦に入ったことを踏まえた第2弾の「総括的検証」が必要と主張した。

世界経済のリスクを巡っては、米国による保護主義政策に加え、為替相場が米国と各国の間で政治化する恐れを挙げた。早川氏は、米国の大規模減税で貿易赤字が拡大しても「トランプ米大統領は責任を認めず、手っ取り早く貿易黒字国の為替政策を攻撃する可能性がある」と述べた。

梅川崇 編集:田巻一彦

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