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年内解散難しい、来年は自民総裁選の実施が望ましい=林元農水相
2017年5月16日 / 11:04 / 6ヶ月前

年内解散難しい、来年は自民総裁選の実施が望ましい=林元農水相

[東京 16日 ロイター] - 林芳正・元農水相は16日都内で開かれたトムソンロイター・セミナーに参加し、衆院解散について「常識的に年内は難しい」と述べた。安倍晋三首相が自民党の総裁任期を迎える来年は「総裁選が行なわれるのが望ましい」と指摘。自身の出馬は明言しなかった。

 5月16日、林芳正・元農水相はトムソンロイター・セミナーに参加し、衆院解散について「常識的に年内は難しい」と述べた。昨年1月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

林氏は衆院解散について「区割り法案による調整が必要な上、都議選前の解散は事実上難しい、となると早くとも年末・年始」との見方を示した。

北朝鮮情勢については、米国が先制攻撃を検討しうる一線とみなす「レッドライン」は「大陸間弾道ミサイル(ICBM)が(首都の)ワシントンに到達すること」であると指摘。北朝鮮はすでに核による攻撃能力を保有しているため、新たな核実験を米国がレッドラインとみなす可能性は低いと語った。

一方、北朝鮮対策では「米中で話がかなりできている印象。中国は石炭輸出を停止した上、石油輸出の停止もちらつかせるなど、圧力を強めつつある」として、米中連携による圧力に期待した。

「中国の支持なく北朝鮮が単独で戦争するとは考えにくく」、米トランプ政権による先制攻撃も、「北朝鮮によるソウルや東京への攻撃につながりかねない」ため、シリア攻撃のように容易に実現はしないとの見方を示した。

トランプ米政権は主要ポストが未だ空席の状態が続くが、「米政府のメンバーが決まらなくとも、米景気は悪くならない。変な政策ならやらないほうが良い」と指摘。トランプ大統領が選挙中示した公約をそのまま実現すれば「中長期的には米経済に良いことがあるとは思えない」と述べた。

日銀の黒田東彦総裁が、先週国会答弁で、従来よりも金融緩和からの出口について詳しく語った経緯については、「今の政策を続ければ、(日銀の国債買い入れで)あと数年で国債がなくなってしまうからではないか」との見解を示した。

安倍政権は2%の物価目標を掲げているが、「『2年を目安に達成』としたのは黒田総裁」と指摘し、どの程度の時間をかけて達成するかについては、柔軟な議論があり得ると示唆した。

財政再建を巡っては、「あまりうまい話は眉唾だ」とし、財政拡張による物価上昇で債務の実質目減りも目指すシムズ理論は非現実的との見方を示した。「プライマリーバランス(財政の基礎的収支)黒字化を達成し、常に財政健全化を進めている姿勢を堅持することが必要」と強調した。

竹本能文 編集:田中志保

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