[上海 12日 ロイター] - 中国の崔天凱・駐米大使は、中国は米国との「第1段階」の通商合意を引き続き履行しているとした上で、両国がともに情勢の変化を見極め、協調して対応することを望むとの見解を示した。中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報が12日伝えた。
同紙によると、崔大使は、中国は合意に基づき、米国から農作物を引き続き購入しており、中国金融市場に参入する外国企業に対して一部の制限を解除していると発言。
「両国の経済チームが対面協議あるいはビデオ会議を通じ、情勢の変化を見極め、協調して対応することを望む」と述べた。
米中は新型コロナウイルスの世界的流行が始まる前の今年1月、「第1段階」の通商合意に調印した。
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