for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

アフリカ連合がJ&Jコロナワクチン発送開始、遅いペースを懸念

アフリカ連合(AU)は5日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)から入手した新型コロナウイルスワクチンの発送を開始したことを明らかにした。写真はケニア・ナイロビでのワクチン接種、4月撮影。(2021年 ロイター/Monicah Mwangi)

[ナイロビ 5日 ロイター] - アフリカ連合(AU)は5日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)から入手した新型コロナウイルスワクチンの発送を開始したことを明らかにした。アフリカ地域で完全接種を終えている人は全体のわずか1.5%にすぎず、配布ペースに懸念を表明した。

アフリカでは感染第3波が続いており、過去4週間に感染者は2%、死者は6%増加した。

AUのストライブ・マシイワ新型コロナウイルス対策特使は会見で、今回の出荷開始はアフリカ大陸にとって一歩前進としながらも、配分状況は「危機的」と訴えた。

特使は、ワクチン配布の国際的枠組みCOVAX(コバックス)が1月、アフリカ諸国に8月までに3億2000万回分の配布を伝えたが、到着しなかったと指摘。「世界保健機関(WHO)は昨日の会合で、COVAXから実際に出荷されたのは1300万回分以下と伝えられた」と述べた。

アフリカ疾病予防管理センターによると、2日時点でアフリカ諸国に届いたワクチンはは総計で1億0300万回分となっている。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up