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アフリカ6カ国にmRNAワクチン技術移転へ、WHOプロジェクト

 2月18日、世界保健機関(WHO)は、エジプト、ケニア、ナイジェリア、セネガル、南アフリカ、チュニジアのアフリカ6カ国が、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの製造に必要な技術をアフリカ大陸で最初に受け取ることになると発表した。ナイジェリア・アブジャの病院で昨年3月撮影(2022年 ロイター/Afolabi Sotunde)

[ケープタウン 18日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は18日、エジプト、ケニア、ナイジェリア、セネガル、南アフリカ、チュニジアのアフリカ6カ国が、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの製造に必要な技術をアフリカ大陸で最初に受け取ることになると発表した。

mRNAは、ファイザー/ビオンテックやモデルナといった企業が新型コロナウイルスワクチンに使用している高度な技術。昨年開始されたこの技術移転プロジェクトは、中低所得国がmRNAワクチンを大規模かつ国際的な基準に沿って製造するのを支援することが目的だ。

WHOのテドロス事務局長は声明文で、「中長期的に、健康危機に対処し、『ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ』を達成するための最善の方法は、全ての地域が必要とする保健医療製品の製造能力を大幅に向上させることだ」と指摘した。

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジは「全ての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保健医療サービスを、支払い可能な費用で受けられる状態」を指す。

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